一般社団法人品質と安全文化フォーラム公式案内

次回セミナーのご案内

■第177回 SRMクロスオピニオンセミナー

今回からSRMクロスオピニオンセミナーは対面式とオンラインの併用となります。

参加者が親しく、楽しくディスカッションができますようにと願っておりますので、参加者からの質問、ご意見をお待ちしています。

日 時 2023年11月16日(木) 午後   (※セミナー終了後、対面のみ懇親会を開催)

テーマ:「生活者の食の安全」と「食品・流通・運輸業他での転倒事故(労働安全)」

会 場 :対面式とオンラインの併用  
    ※対面式会場は『ちよだプラットフォームスクウェア』です。

◆参加申込の際、対面式、オンラインのいずれに参加するか選択してください。

 (両方参加不可)  

ページ下部の申込用紙に必要事項をご記入の上、FAX(03-3852-5239)

又はメール(nick.nakashima@rrqc-forum.or.jp )の中嶋宛にお申込み下さい。

受 付 12:30~13:00 
講演 

13:00~14:40(100分間 質疑応答含む)

テーマ

 わかりやすく伝えるとは ~ 食品安全と食生活を例にして ~ 』 

講師 堀口 逸子 先生

慶應義塾大学 医学部 非常勤講師

講師

からの

メッセージ

 「わかりやすい」とは何でしょうか?

わかっても理解まででとどまっていては、意味をもたない場合があります。

 2年前、両足骨折による入院生活によって自分自身の食生活を見直すことにつながり「わかりやすい」について再度考える機会になりました。昨年11月には実用本「カロリーを考えずに好きなものを食べてやせる食生活」(池田書店)を出版しました。

 今は新たに4月の出版を控え食生活を題材に理論的に「なぜわからなかったのか」について執筆しているところです。わかってもらえることはリスクコミュニケーションの大前提に係わる部分です。普段の食事からリスクコミュニケーションを考えてもらえる機会になればと思います。

休憩

14:40~14:50

講演 

14:50~16:30(100分間 質疑応答含む)

テーマ

労働災害の転倒事故防止は 「設備の改善」と「人の安全行動 」から

~ 「現場の知恵」 がなければ、転倒事故は防止できない ~』

講師 中嶋 洋介

一般社団法人品質と安全文化フォーラム代表 ・ 博士(学術)

講師

からの

メッセージ

 学位論文のテーマに「転倒事故」を取り上げたのですが、転倒事故の原因を調査した既往論文がなく、事故原因や事故態様などのデータがなかったために苦境に陥りました。その状況から脱出できたのは、転倒事故の民事裁判例のお蔭です。裁判官が転倒事故の損害賠償請求訴訟のために事故原因・事故態様を自ら調査して判決の根拠としていたので、データに整理して論文にまとめ、日本建築学会に投稿したところ、技術報告集に査読論文として採録されたことで、ようやく学位論文の執筆が可能になりました。このように、現在の日本社会には、転倒事故の原因調査データも、統計データもありません。

 一方、厚労省は2015年に「STOP転倒災害プロジェクト」をスタートさせましたが、転倒事故による死傷者数は減少するどころか、現在も増加し続けています。理由は転倒事故を行動災害(労働者の行動が原因の事故)として扱い、労働環境と施設の改善を解決策に加えようとしない厚労省の姿勢にあります。

「第14次労働災害防止計画」が2023年にスタートしましたが、その前年に厚労省が民間事業者を交えて転倒事故について話し合った際、民間から「企業・労働者が求めるニーズの把握、転倒防止に効果がある取組の実例の収集が足りない」「業種によって正社員・派遣社員・パート・外国人などの構成が異なり、事故が発生する時間、場所(グリストラップや床、段差)、起因物が異なるので、安全衛生対策・教育などは一律ではなく業種、業態に合わせた指導が必要」との意見があったが、反映されていないようです。

 このような状況下では、転倒事故を防止するには、企業の壁を越えて、現場のQC活動によって、力を合わせて事故防止に取り組むしかないと考えますが、この現実を皆さんと一緒に考えたいと思います。

 

16:30~17:00 (実際は17:30頃まで) 

 

講師を囲んで、全員参加のディスカッション 

  (司会:中嶋 洋介)

 

17:30~19:30

 

懇親・意見交換会 

※対面式の懇親会を開催します。オンライン懇親会は開催しません。

SRMクロスオピニオンセミナー終了後 17:30~19:30  

会場:ちよだプラットフォームスクウェア 1F カフェテリア 
   (セミナー会場の1Fです)    

★お支払について

各人が、自分でオーダーして、自分でお支払いください!! 

なお、懇親会参加者には領収書(¥3500-)をお帰りの際にお渡しします。

SRMセミナーご案内
①セミナー案内 『第177回SRMクロスオピニオンセミナー 2023年11月16
PDFファイル 1.2 MB

お申し込み

以下のお申込み用紙をご利用の上、お申し込みください。

参加申込書:一般参加用
③参加申込書:個人( 法人所属)用:2023年11月 SRMセミナー.docx
Microsoft Word 32.7 KB

対面式会場